押入れ解体のやり方
このブログをご覧いただき、ありがとうございます。diy recipe(くまのすみか)です。
築30年の中古戸建て住宅を購入しセルフリノベーションしています。
本日のお品書き
和室の押入を壊して部屋をつなげ、回遊動線をつくる
用意するもの
・インパクト
・バール
・下地チェッカー
・脚立
・カッター
・掃除機
和室の押入を壊して回遊動線を実現する
現状の間取りはこんな感じです。洗面所まで行くのに長い廊下を通ってやっと辿り着きます。そこで和室からも洗面所に直接行けるようにする為に押入を壊すことにしました。
中段・枕棚を取る
押入奥の壁を壊す為、中段と枕棚を外していきます。中段、 枕棚とも天板上の周りに雑巾摺と呼ばれるものがあります。 この雑巾摺は名前の通り雑巾がけをした際に壁紙や塗り壁・ 土壁などを保護するものです。(床についている巾木と同じ役割)
また、この雑巾摺にはもう一つの役割があります。それは中段・ 枕棚を止めている釘を隠しているのです。
その為、 撤去するにあたりこの雑巾摺を先にバールで外してから固定されている釘を抜いていきました。この釘はかなり小さい物なので洗面所や風呂の解体で使用した大きなバールではなく小さい釘が抜けるインテリアバールを用意しておくと便利です。しかし解体なので周りの壁をきれいに残す必要がなければ1本ずつ釘を抜かなくてもパワープレイで壊しても問題ないと思います。
釘が抜け棚板も取れたら桟木をとっていきます。桟木は棚板を受けて支えている部材です。 これは壁に向かって長い釘で打ち付けられていたので大きいバールを用いて抜いていきます。ちなみにバールは長い方が、てこの原理で楽に作業出来ます。しかし、 長すぎると作業がやりにくい場合もあるので適当なサイズを選びました。
奥の壁を壊し洗面所とつなげる
奥の壁を壊せば洗面所との部屋がつながるはずです。まずは壁紙・ クロスを剥がしました。そうすることでPB(プラスターボード) を留めているビスや釘の場所が分かりやすくなります。 釘は磁石に反応しなかったのですが、 ビスは磁石に反応したので下地チェッカーを使ってビスを探しまし た。これは元々、 石膏ボードの裏に下地があるかを細い針を突き刺して確認する道具 なのですが、それに加えて先端に磁石が付いています。 この磁石をビスがありそうな場所に近づけてくっつける事で、ビスの正確な場所を見つけることが出来ます。
ビスが止まっている場所
石膏ボードの外周部(4方向)は大体150㎜ の間隔で止まっていました。ボードの中心は200㎜ の間隔で留まっていたので、 その間隔を目安に磁石を近づけてビスを見つけました。
ビスが見つかったらインパクトでビスを抜いていくのですが、ビス頭はパテで埋まっているので、 パテを掘る感じでプラスビットを押し込みながら回すと取りやすかったです。ビスを抜くのは手間ですが、 こうすることできれいにボードを剥がすことができ、 残す壁まで勢いで壊してしまわないように作業する事が出来ます。
片側のボードを剥がし終えると反対面のボードが現れました。
反対側から同じようにはがしてもよかったのですが、 違う方法を試してみることにしました。ノコギリ(Zソー)の刃を 間柱に沿わせながら石膏ボードを切っていきます。 ビスを抜くよりも作業は早く進みました。しかし結局ビスは抜くことに、、、
ボードを斬るとかなり粉が出てきます。 はじめダイソンの掃除機で吸っていたら掃除機が壊れてしまいました。ボードの粉は家庭用の掃除機ではダメなようです。
なので、現場用の大型掃除機を購入することに。
これが実際に購入した掃除機です。 ゴミをためる部分も大容量です。 すこし家庭用の掃除機よりは音が大きいですが、 吸引力は満足しています。
また、石膏ボードを切ったノコギリは錆びてしまいました。
石膏ボードには硫酸カルシウムが含まれているらしく、 これが鋸の刃を錆らせてしまうようです。 なので新品の刃ではなく、 錆びてもボードは切る事が出来ますので使い古した刃をボード専用の鋸にした方が良いと思います。
切ったボードを撤去すれば洗面所と部屋がつながりました。後は、 通り抜けるのに間柱が邪魔になってくるのでこれを切って作業は終了です。